私の記憶では学校の図書館においてある漫画は「はだしのゲン」だけでした。
ちょっと前に「はだしのゲン」を公共の図書館に置くのはどうだろうと議論になりましたね。
最初に私の考えを言うと、私は置かなくていいと思ってます。
置いた方がいいという理由は色々な人が言ってるので私は置かなくていい理由をいくつかあげたいと思います。
前置きしておきますが私は歴史の専門家ではないので漫画の内容が正しいか間違っているかはわからないのでそこは省きます。
まず一つ目としては絵が見ていて心地よくない。
最初に何を言うかと思ったかも知れませんがこれって意外と大事で、私は中学生のときに「はだしのゲン」を読みましたが今でも印象に残ってるのは内容よりも絵の気持ち悪さです。
もちろんあれが現実なのでしょう。
でもあれを中学生ならともかく小学生が読む本として適切でしょうか?
それに関連して二つ目としては誰もが手に取れる公共の図書館に置く必要があるのか?
あの絵を子供が見るのに適切だと考える人もいるでしょう。
じゃあそれは子供自身がお金を貯めて買うか、家族が買って見ればいいだけ。
私は読んだことありませんが友情を学ぶために「ワンピース」を公共の図書館に置くのは恐らく反対が多いでしょう、じゃあなぜ「はだしのゲン」は置いていいのか?
さらにそれに関連して三つ目としては子供が戦争を学ぶ本は「はだしのゲン」だけなのか?
私がこのブログでいつも言っていますが何か問題が起きた時はそもそもや前提を一度考えましょう。
「はだしのゲン」は恐らく子供にも戦争の悲惨さを学ばせるために置いてるのだと思いますが、戦争の悲惨さを学べるものは「はだしのゲン」だけじゃないですよね?
確かに漫画と言う子供にも分かりやすい形で伝えるのはやり方としては間違ってないと思います。
ただ、やり方として間違ってないだけに子供は素直に受け取りそれが正しいのだと認識してしまう。
じゃあ違う本も読めばいいと大人は考えるでしょうが、私の経験で言えば学校で読める漫画、少なくとも戦争漫画は「はだしのゲン」だけでした。
私の上っ面の歴史認識によれば所謂学校の歴史教育、特に戦争における歴史教育では自虐史観が含まれてることは確実でしょう。